SharePoint 2010 Enterprise Edition および Office Web Apps がインストールされている SharePoint Server がある場合、Excel 2010ワークブックは、SharePoint のどのライブラリー上に格納されていても、既定で Web ブラウザー上から閲覧できるようになっています。なお、SharePoint Server 2007では、Excel Services を利用するにあたり、事前にサーバーの管理者がExcel Services を有効にしたいサイトのURLを登録しておく必要がありました。しかし、SharePoint 2010 ではExcel ワークブックは、外部システムから動的にデータを取得する場合にのみ、サーバーの管理者がサイトのURLを登録する必要がありますが、それ以外では既定でブラウザー表示が可能となっています。
そもそもExcel Services はレポート機能であるため閲覧目的であり、基本的にはWebブラウザー上から編集は許可されません。しかし、Office Web Apps が SharePoint 2010にインストールされている場合は、閲覧だけでなく編集も可能です。また、Webブラウザー上での編集は複数ユーザーからの同時編集が可能です。
(※)Office 365(SharePoint Online)では、Excel Servicesは、Office 365プランE3、プランE4、およびSharePoint Onlineプラン2、Office Web Appsプラン2でサポートされています。
・Excel ワークブックの発行
Excel ワークブックは任意のライブラリに単純にアップロードするだけで、Webブラウザー上から参照できるようになります。Web ブラウザーから参照する際、 Excel Web Access Web パーツなどを使用する際、Webブラウザーからアクセスするときには特定のシートやオブジェクト、管理範囲などだけをブラウザー上に表示したい場合があります。Excel 2010 から SharePoint サイトに対して発行すると、こうした部分指定などが可能になります。
・Excel Web Access Webパーツの利用
Excel Web Access Web パーツを配置すると任意のWebパーツ ページや WikiページにExcel ワークブック内のデータを表示できます。
・Webパーツ間連携機能の利用
既存のドキュメント ライブラリのWebパーツを追加して、Webパーツ間で連携させて利用することも可能です。
2012年1月25日水曜日
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